前回までのあらすじ
ドラクエ10バージョン3が始まり、ドラクエ10のプレイに夢中になった私はドワチャッカシリーズの更新をすっかり忘れていた。
一部の読者により早く更新をしろとのリクエストが定期的に叫ばれ続ける中、「そういえばそうだー、アップしなきゃあ」とその瞬間には思っても次の日にはすっかり忘れる筆者。
更にはファイアーエムブレムif、ライブアライブと筆者の心を強烈に奪う魅力的なゲーム達が押し寄せる！
このまま永遠の闇に葬り去られるかにみえたドワチャッカシリーズであったが、ゲーム内で主役兼筆者のドワーフのタケシ（仮名）に「早くアップしろよ」とため口で命令されてしまい、私はイライラしながらも続きをアップするに至った。

 

■以前のお話

ドワチャッカより愛を込めて　その1
ドワチャッカより愛を込めて　その2
ドワチャッカより愛を込めて　その3
ドワチャッカより愛を込めて　その4
ドワチャッカより愛を込めて　その5
ドワチャッカより愛を込めて　その6

 

 

ラズバーンに惨敗し、職業を変え、4人で頑張ってレベル上げをする俺たち。
レベル上げ中はくだらないチャットをしているがその中でアイちゃんの事についても少し知る事ができた。

エックス「アイはどこ住んでるの？」

おい！呼び捨てかよ！
エックスは普段も妙にフレンドリーというか誰にでも慣れ慣れしい態度を取るところがある。
しかし質問自体は素晴らしいぞ！俺もどこに住んでいるのか気になる！知りたい！

アイ「神奈川だよー」

おおおおお！
近いじゃん！

※タケシ君は神奈川県のお隣である東京都に在住しています

まさし「俺たちは東京だから近いねｗ」

まさしがチャットで変なところにｗを入れるのが気になったが、まあいい。
ここから話題を広げていきたい！

アイ「へー私は○○だよ」
まさし「じゃあ電車で30分もかかんないんじゃない？」

おおおおお！
まじかよそれ！
近いどころの騒ぎじゃないじゃん！
学校帰りに気軽に遊べるぐらいの距離じゃん！

※アイさんの在住市町名については伏せさせていただきますが、オンラインゲームで偶然知り合った間柄としては奇跡的な近距離在住者同士だったようです

エックス「たけしお前なんでずっと無言なんだｗ」

ここでふと気づいたが俺はアイちゃんが近所に住んでいるという事実に興奮しすぎてチャットで全然喋っていなかった。
これじゃ暗いやつと思われてしまうかもしれん！
いかん！
明るくチャットを盛り上げないと！

俺「うるせー！レベル上げに集中しろ」
アイ「ごめんなさい・・・」
あああああ！
しまった！
盛り上げるつもりがなんか凄くとんがってる効率厨みたいな感じになっちゃった！
そんなつもりないのに！
くそー。

俺「しかし今日は暑いな」
エックス「いきなり天気の話ｗおめーも集中できてねーなｗ」
アイ「ｗ」
まさし「ｗ」

エックスにおいしいとこもってかれた！
話題に困ったら無難に天気の話がいいってどっかで聞いたんだけど！
どういう事だよこれ！

 

 

・・・とまあ、こんな失敗はあったがレベル上げは順調にいき、夜には俺とアイちゃんはカンスト（レベル50）できた。
エックスとまさしは魔法使いに転職したばっかりだからまだまだだったが、この後もレベル上げを続けるらしい。

その日は気づけば24時を回っていたので、また明日適当に皆で集まろうという事でお開きにする事になった。
アイちゃんともいっぱい遊べたしボスも倒せたし今日は最高だった。

 

アイ「明日はボス倒せるといいね＾＾」

 

皆で力を合わせてボスを倒したり、強くて倒せないボスがいたら皆でレベルを上げたり、これがオンラインゲームかあ。
なんかどっぷりはまっちゃいそうな気がした。
でもストーリー的にはもうすぐ最後のボスなんだよなきっと。
そしたらもう皆辞めるんだよなきっと。
俺は布団でうとうとしながら、何となくそんなような事を考えていた。

———-

 

J( ‘ー`)し「たけしいい加減起きなさい！！！」

・・・母親に叩き起こされた。
時計を見たら１２時過ぎ。
もう昼か・・・。

 

昨日は24時過ぎまでドラクエしてて、そのあと布団で色々考え事していたせいか、多分寝たのは深夜2時過ぎぐらい。
そりゃあこのぐらいの時間まで寝ちゃっても不思議じゃないよ。
ていうか今は夏休みなんだしほっといてくれたっていいじゃん！
何で親ってのはこう子供をすぐ起こしたがるんだよ！

 

あれ？
でも親父も休みの日に寝ていると母ちゃんによく起こされてるし、子供だけじゃないのか。
女は男を起こしたがる生き物なのか。
みたいな超どうでもいい事を考えながらそうめんを食う。
夏休みの昼飯は大体5割ぐらいの確率でそうめんが出る。
もう昼飯に何も期待はしていない。
ただただ無心ですするのみ。

 

 

J( ‘ー`)し「たけし、あんた進路はそろそろ決めたの？」

そうめんすすっている俺に母親がぶっきらぼうな感じで痛い質問をしてきた。

俺「大学行こうかなあって思うよ」

そう答えると母親は一言「そうかい」と満足そうに返事をして掃除機をかけにいった。
母親は俺に大学に行ってほしかったのか。
よくわからんけど大学に行けばいっぱい遊べるだろうし、母ちゃんも満足してくれるならそれでいいか。

 

 

そんな事より今はドラクエだよ！
そうめん食って即ドラクエ！
他のやつらに置いていかれないためにもレベル上げなきゃ！
僧侶はカンストしたけど他の職業のレベル上げてパッシブとかいうやつ取ってもっと強くなるんだ！
待っててねアイちゃん！！！
俺はダッシュで自分の部屋に戻ってWiiを起動する。
待ってろドラゴンクエスト！
俺が世界を制覇してやるぜ！！！

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Flooded With Business 管理人より一言

 

一部の読者の皆様お待たせしました。
たけし君が帰ってきました。
正確にいえばたけし君が帰ってきたわけではなく、僕が続きをちゃんとアップしただけです。
たけし君の実体験に基づくこのドワチャッカシリーズですが、リライティング作業が難航してはいるものの、今後は週2回は更新して一気に最後までアップできるように頑張りたいと思います。

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