ヒューレットパッカードのゲーミングモニター『OMEN by HP 32ディスプレイ』を数日間ほど使ってみたので、レビュー記事をアップしたいと思います。

■主なスペックと特徴

まず前提としてゲーミングモニターという謳い文句で販売されている『OMEN by HP 32ディスプレイ』ですが、さほど尖がった性能ではないので通常用途も快適に使いこなせます。

・モニタサイズ32インチ（ワイド）
・解像度2560×1440
・非光沢VAパネル
・応答速度5ms
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32インチという事でかなり大きいです。
現在のパソコンモニタサイズの主流は24インチだと思いますので、相当なサイズ感です。
しかもこのモデル、解像度が2560×1440です。
これまた現在のパソコンモニタの主流はフルHD（1920×1080）だと思うので更に細かい表示が可能となっています。
サイズのでかさと高い解像度が相まって、相当に実質的作業領域が広いモニターになってます。

■セッティング

付属品はパネル本体、土台、壁掛け用器具、電源アダブター、hdmiケーブルとなっています。
32インチという事で非常にでかい。
比較にエビスビールを置いてみたが後から考えたらこれだといまいち大きさがピンとこないｗ
なのでノートパソコンを横に置いてみました。

このノートパソコンは15インチ。
こうして並べると32インチモニタの大きさが際立ちますね。

電力消費が54W～最大72Wとまあまあ激しいのでアダブターも大きいです。

裏面にOMENのロゴがあります。
主張してない感じでこれぐらいだと個人的にとても良い。
こいつを表に持ってくるのは嫌だｗ
各種ボタンやポートは全て裏面に配置されています。

映像入力はHDMI端子×2、Display Port端子×1。
USB端子も2つ備えています。
パソコンとPS4を同時に繋いでおいて本体ボタンで画面表示切り替えを行うといった用途も可能なので、これで必要十分だと個人的には感じました。

台座を設置してみました。
モニタの高さは変更できないが角度は変更可能。

台座設置後の裏面はこんな感じ。

横から見た絵。
缶ビール2.5個分ほどは厚みがあります。

■使用感

ノートパソコンとモニタを接続してドラクエを立ち上げてみた。
上の画像を見比べるとよくわかると思いますが色のノリが全然違う。
（ただし写真だと完全には伝わってません。肉眼でみるともっと違います）
そもそもノートパソコンの方のモニタがあまり良いパネルではないというのもあるんですが、このHPのパネルはかなり良い色が出ています。
素人でも違いがはっきりわかるような、色彩強めの調整がなされていました。
邪神などの暗い場所も黒がきちんと表現されていたので見やすかったです。

このモニタはVAパネルという事で視野角度がちょっと心配だったのですが全く問題ありませんでした。
上下左右かなり無茶な角度からモニターを見てもきちんと視認できます。
リビングで家族みんなで動画を見るとかの用途でも問題なく使えると思いました。
美味しんぼを家族で見るのに最適なモニターです。

前述の通り、このパネルは解像度が2560×1440あります。
そのためドラクエ10の最高設定解像度（1920×1080）にした状態でウィンドウサイズをマックスにしても、上画像のようにかなり余裕があります。
32インチの2560×1440という事でとんでもなく作業領域が広いモニタになっているのがよくわかると思います。
（もちろん大画面でドラクエしたいっていう時には普通に等倍による全画面表示もできますよ）

大画面かつ高解像度というのを活かして、1枚パネル上でピクチャーインピクチャーライクにドラクエを楽しみながら動画を見るというのもかなり快適にこなせました。
職人しながら動画見るときはこのスタイルなかなかいいんじゃないでしょうか。

■感想

・24インチ最適解神話が自分の中で崩れた
大昔に誰かにパソコン使うならメインモニタは24インチワイドにして、サブモニタは17～19インチのスクエアにするのがバランスいいと言われた僕。
10年ほどそのスタイルを貫いてきたのですが、今回このモニタを使ってみた結果考え改まりました。
でけーほうがいいよ！
1番懸念していたのは目線のスライド多発による疲れですが、実際使ってみたらそんなに目線スライドする事なかったし疲れなかった。
32インチであれば大は小を兼ねていた！
（ただし当たり前だけどモニタと自分の顔の距離にもよると思います。僕の場合は測ってみたら80センチぐらい離れてました）
24インチフルHDモニタを10年ほど愛用していた筆者としてはこのモニタはドットピッチに差異があまりないため、違和感なく乗り換えられたという点も大きかったです。
（もうちょいわかりやすく書くとブラウジングする際の文字の大きさとかが今まで使ってたモニタと比べてほぼ変わんないって事っす）

・色ノリが良い
予想以上に綺麗でびっくりしました。
32インチで解像度が2560×1440なのに4万円ちょっとで購入できるモニタという事で、その点はあまり期待していなかったんですが想像以上です。
カタログスペックではコントラストが3000:1となっていますが、それを体感できる色のメリハリ加減でした。
（現行モニタは一般的には1000:1のものが多いです。この数値が高いと色のノリがよくなり色彩豊かに感じられる。）

・疲れにくい
このモニターはフリッカーフリー対応なのでドラクエ10をする上でのちらつきなんかも全く感じませんでしたし、長時間プレイも余裕です。

※フリッカーフリーとは
モニタ上の表示で画面のちらつき（フリッカー）が発生しない事

・非常にコスとパフォーマンスに優れている
そもそもこのモデルのような32インチで解像度が2560×1440というモニタはあまり世の中に出回っていないのですが、価格的に4万円ちょっとというのはかなり安価に感じました。
筆者の場合、ブログを書いたりWebブラウジングをする際はサブモニタを活用しています（だって大画面の必要性感じないから）。
で、メインモニタは基本的にはゲームをしたり動画を視聴するときにしか利用しないんですね。
動画見たりゲームするのはでかけりゃでかいほど嬉しいじゃないですか。
だって迫力あるんだもーん！
この迫力を4万円ちょっとで得られるというのは、なかなか満足感高いと感じました。
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輝度などのモニタ側の各種設定についてはモニタ本体のボタンで調整するという一般的な方式以外に、専用のソフトをインストールしてソフトウェア上で調整するという事も可能。
（ソフトで調整するのはめんどくさいので普通にモニタ本体のボタンで操作すればいいと思うけどｗ）

■総評

でけーのがいいんだよ！という人にとってはかなり良いモニタだと思います。
これまでノートパソコンの1画面だけ使ってた人なんかがこのモニタを繋げて2画面運用すると革命が起きた気分になるんじゃないでしょうか？
また、複数アカウントプレイを日常的にするプレイヤーにとっては、本機種であれば1モニタでドラクエ10を2ウィンドウ～4ウィンドウ表示させても文字が潰れずに表示できるのでかなり運用が楽だと思います。
下画像は3アカウントのウィンドウを表示させたところですが、文字も普通に読めました。
32インチモニタならではのメリットだと思います。

あとねー、地味なんですが僕がとてもいいなあと思った点が1個あるんです。
それは電源ランプ。

スタンバイ状態にした時にパソコンやモニタってやたら自己主張激しい電源ランプ多いじゃないですか。
でかくて明るいだけじゃなくてスタンバイ状態にすると点滅するやつががなぜか多い！
そういうのいらんねん！
お前がスタンバイかどうかなんてこっちはわかっとんねん！
点滅すな！！！うざいんじゃ！！！

その点このモニタは電源ランプ自体がかなり小さくてしかも全然明るくない。
更にスタンバイ状態にしても点滅しない（オレンジ色に変わるだけ）。
完璧です・・・。

ちなみに現在ヒューレットパッカードではモニタセールキャンペーンを実施中。
本モデルの場合、通常価格￥44,800（税抜き）なのですがこれ書いてる現在は￥40,300（税抜き）で販売されています。

OMEN by HP 32 Display 製品詳細ページ

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