ドラクエ10用パソコンレビューHP EliteBook
ドラクエ10用の最適なパソコンを探求する旅。
今回は超軽量モバイルノートパソコンであるヒューレットパッカードの『EliteBook Folio G1』でございます。
最初に言いますがこのパソコン、めちゃくちゃいいです。
久々にハートを討ち抜かれました。
■EliteBook Folio G1特徴
【重量】
何といっても物凄く軽い。
本体重量は970gです。
片手で余裕で持てますし、何よりいいのが膝の上に長時間のせていても全然平気です。
ノートパソコンでドラクエ10やる時にはひざの上に乗せてても平気かどうかってかなり重要だと僕は思ってるんですが、それが叶う重量ってせいぜい1.2Kgぐらいまでなんですよね。
このパソコンはその点ばっちり満たしています。
【バッテリー】
人によっては非常に重要となるバッテリーのもち具合も素晴らしい。
スペック表では11.5時間駆動を歌っていました。
実際に筆者がフル充電の状態から電源コードを外してドラクエ10をプレイし続けてみたところ、約5時間半もちました。
(光度高め、音ありで5時間半もったので省電力モードならもっと長時間駆動するはずです)
これはかなり優秀な数字でしょう。
この小さなボディでこれだけバッテリーがもつとは・・・。
【ルックス】
そしてEliteBookの名前に相応しく高級感のある外観となっています。
日本メーカーのパソコンと違ってデザインが秀逸。
なぜ日本メーカーはこういうカッコいい、ちゃんとしたデザインのものをリリースできないのか逆に不思議ではありますが・・。
【静音性】
このパソコンはファンがついていません。
更にHDDもついていません。
つまり無音に近いです。
ファンのブォーーンという音もHDDのカリカリ音も一切ないのです。
パソコンにも関わらず、スマホやタブレットと同じような静音性を担保しています。
でもパソコンでそんなんしたら熱やばいんちゃうんか?と思ったんですが、長時間駆動させてみたところそこまで熱くなりませんでした。
全然許容範囲です。
■基本スペック
【基本スペック】
CPU:インテル® Core™ M3-6Y30 プロセッサー
第6世代(Skylake)のCPU。
モバイルノートやタブレットに採用される超小型CPUです。
省電力かつ発熱が抑えられるという特徴があります。
注文時カスタマイズでワンランク上のM5-6Y54プロセッサーへの変更も可能となっています。
(今回筆者がレビューしているのはM5-6Y54プロセッサーにカスタマイズされたものとなります)
グラフィックボード:無し(HDグラフィックス515適用)
グラフィックボードはついていません。
よってCPUがグラボの役割を果たすため、HDグラフィックス515が適用されます。
メモリ:8GB
今の一般的な容量。
メモリの増量カスタマイズは注文時にはできません。
ストレージ:HDD無/SSD128GB
ストレージはデフォルトではSSD128GBのみとなっています。
カスタマイズでSSDの容量を最大512GBまで変更が可能です。
光学ドライブ:無
ドライブ無しです。
重量:970g
脅威の軽さ。
素晴らしいのはちゃんと電源アダブターも小型軽量のものを用意しているという点。
完全にモバイル特化されています。
その他:
外部出力端子は必要最小限であるUSB-Cポートを2つ備えるのみとなっています。
普通のUSB端子を使いたかったりデュアルモニタにしたい場合は別売りのドックを用いる事となります。
充電ケーブルもUSB-Cポート経由で挿す仕様です。
Bluetooth4.2を備えているのでドッグ無しでBluetoothオンリーで外部機器接続を賄うというタブレットライクな運用もアリかもしれません。
モニタ:12.5インチワイド/IPS/ノングレアパネル
サイズは12.5インチで一般的なノートパソコンよりもやや小さめです。
ここもモバイル特化となっています。
解像度は1920×1080で一般的なもの。
パネルタイプがノングレアとなっておりビジネス用途としても最適です。
■見た目
いつものHPロゴがキラリと光っています。
いいよいいよ、やっぱこういうシンプルなのでいいのよ。
後ろから。
コンパクトなボディで丸みを帯びたフォルムになっていて可愛らしさがあります。
正面から。
なんなんでしょうねこの見た目の良さ。
写真だと伝わらないかもしれませんが、明らかに日本メーカーのものよりもカッコいいです。
モニタ部分は完全に倒しきる事ができます。
だからどうした、と言われると何も言えません。
とりあえず倒れるんです。
背面。
側面。
USB-Cポートが2箇所。
逆側にはイヤフォンジャックが備わっています。
充電アダブタ。
非常に小型かつ軽量です。
これこれー!
本体軽くてもアダブタ重かったら意味ないからねー。
別売りのドック。
USB-C経由で本体と接続できます。
VGA、HDMI、LANポート、USBx2を備えています。
ドックを装着するとこんな感じに。
ドックのケーブル部分はゴム製になっています。
ビロビロです。
キーボード。
打鍵感はかなり良好。
Fキーが小さい点だけちょっと気になりましたがそれ以外は申し分なし。
ドックを装着しても洒落たルックスは健在。
僕の愛機であるドスパラのCritea VF-HE10と並べてみました。
同じノートパソコンでもモバイル特化だとここまで小さいというのがよくわかると思います。
■ベンチマーク
恒例のベンチマークテスト。
最高設定でのベンチマーク結果は2729。
実際に最高設定でドラクエ10をしてみたところ、誰でも体感するであろうレベルの遅延を感じました。
というわけで最高設定での快適プレイは無理です。
グラフィック設定は最高品質のまま解像度を1280×720にダウン。
スコアは4238へ。
このパソコンはモニタサイズが12.5インチという事もあって1920×1080の解像度で表示させる意義がやや薄いため、実際にドラクエ10を遊ぶ場合はこの解像度がベターだと思います。
グラフィック設定を標準品質に下げたところスコアは5895になりました。
———
実際のドラクエ10で遅延が感じられなくなる設定ラインを探ってみたところ
『フレームレート60fps、その他グラフィック設定を軒並み最低品質、解像度1280×720』
であればほぼ遅延はありませんでした。
前述の通り、このパソコンはモニタサイズ的にドラクエ10は1280×720の解像度を選択するのがベターだと思いますのでフレームレートを犠牲にする事なく普通に快適に遊ぶ事が可能でした。
ただし邪神などのエフェクトが激しいコンテンツにおいて遅延させないためには、その他グラフィック設定を落とす必要性はあります。
普通に職人やら4人ptで遊ぶぶんにはその他グラフィック設定が最高設定でも特に遅延は感じませんでした。
■総評
モバイル性は抜群でバッテリーのもち具合も良好。
かつ堅牢性高し。
SSDだから起動もめっちゃ早い。
そして価格的にもノンカスタマイズで約10万円と中々のコストパフォーマンスとなっています。
ドラクエ10をやる上ではある程度グラフィック設定を下げるという妥協は必要ではあるものの、これだけモバイル性に優れたノートパソコンでまともにドラクエ10が動くという点は素晴らしいバリューだと思います。
本機は本来ビジネス用途に使う事を想定してデザインされたパソコンなので、見た目的にもスペック的にも文句なし。
しょーもないゲーミングパソコンを選ぶぐらいなら多少グラフィック設定を犠牲にしてでもこういうパソコンを選ぶ方が満足度が高いように感じます。
筆者の場合は邪神をゴリゴリに固定周回プレイするタイプなので本機種ややスペック不足だと感じてしまいましたが、普通にドラクエ10を1アカウントで遊ぶ分にはこれぐらいの性能のもので全然問題ないでしょう。
というわけで本機種がオススメできるのは
・仕事と兼用で使いたい
・持ち運びまくるのでとにかく軽いやつがいい
・ゴリゴリにドラクエ10を遊ぶわけではなくカジュアルに楽しんでいる
というタイプの方でしょう。
逆に本機種がオススメできないのは
・ドラクエ10は複数アカウントで常に楽しみたい
・グラフィック最高設定じゃないと許せない
・邪神タイムアタックなど8人pt環境でのシビアな操作を要求する
・hな動画とかをいっぱい保存したい
といったタイプの方となります。
(普通に邪神を遊ぶ分には問題ありませんでしたが、0.1秒単位の操作スピードを要求するような事はできないという意味です)
【本音】
これめっちゃほしい!
超いい!
見た目いいしめっちゃ軽いしキーボードも中々打ちやすいしドラクエも邪神周回以外は問題ナッシング。
こんなに物欲が刺激されたのは久々。
神様、誰か僕に10万円恵んでいただけないでしょうか?
これほしいです・・・。
(さすがに最近ノートパソコンを買ったばかりの身としてはすぐにこれを買う気にはなりません)
ちなみに、僕が買うならこういうカスタマイズをするというのを一応書いておきます。
M3からM5に変更。
ぶっちゃけグラフィック性能は両者ほとんど変わらないと思いますが、ゲームする以外の処理速度には結構影響するのでここはケチらない。
ストレージは現在セールキャンペーン中になっています。
ここはケチってはいけません。
256GBの高速タイプを選びましょう。
(同じSSDでも種類によって結構スピードが違うというのを最近身を持って知りました。ええやつはより早い!)
マウスなどはBluetooth運用でいいと思いますが、やはり自宅ではデュアルモニタ&有線Lanを使いたいのでドックは必要です。
(中国メーカーの安いドックも世の中にはいっぱいあるんでケチりたい場合はそういうのを買えばいいと思います)
——-
嗚呼・・・、カートに入れてカスタマイズしてると余計ほしくなる・・・。
これは名機だよ・・・。
贅沢を言えば、こういうビジネス向けモバイルというノリでヒューレットパッカードがグラフィックボード積んだゲーミングノートもリリースしてくれたら最高なのになあと思いました。
(ビジネス向けなのにグラボ積んだゲーミングノートってコンセプトが破綻してる気もするけど、僕みたいなタイプの人間のニーズには合致するわけで結構売れそうな気するけどw)
やっぱデザイン的にはアメリカのメーカーが未だに圧倒的にカッコいいからなあ。
日本のBTOパソコンメーカーがイケてるデザインでリリースしてくれたらそれこそ色んな意味で最強なんだけど、そこにはあまり期待できないし相変わらずルックスではUSメーカーの天下が続くのでしょう。
【メーカー公式ページへのリンク】
HP EliteBook Folio G1
【2017年冬のドラクエ10オススメパソコン一覧記事は下記よりどうぞ】
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前の記事でオススメされてたドスパラのGKF1060買いました!(マスターの酒代くらいになってると嬉しいですw)
ベンチマークも最高設定で17000超とめちゃくちゃ快適です。いい買い物できました。
自分で選んで分かりましたが、和製メーカーのゲーミングノートはスペックは文句ないのにデザインが惜しいのが本当多いですね。
頼むから背面に「Gaming PC」とかデカデカ書くなや!と何度思ったことか・・・
ゲームできるけど仕事にも使える、みたいなのがもっと増えてほしいですね~。
あれは流通しはじめたばっかりの第7世代CPU積んでるしいいタイミングで買いましたね!
一晩の酒代になるぐらいに懐が暖まりましたありがとうございますw
ほんとデザインだけ惜しいですよね。
特にドスパラに関してはデザインさえ良くなれば女性ユーザーにももっと売れるようになると思うんだけどなあ。
ゲーミングパソコンのあの独特のデザインは誰が喜んでいるんだろうといつも不思議ですw
職業総評はやらないのでしょうか?
即リクエストに答える姿勢を示してみました
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ビジさんがする総括は現状のDQXがよく解るので
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武
『次の3獄に震えろ』
武オンリー雫禁止でためる弐瞑想ぶっぱしたいなあ!
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MacBookAirより軽いすよ!
いつも楽しく拝見しております。
ビジネスさんにぜひゲーミングPCでレビューしてもらいたいマシンがあります。
それはアップルのiMacです。
私はiMacでドラクエをプレイしておりますが、
5Kでのグラフィック、
稼働時の音が無音、
トラックパッド、キーボードがワイヤレス、
何よりも部屋のオブジェとしても成立する圧倒的フォルム、
を心底気に入ってます。
しかし、ネトゲユーザー達には馴染みが無さすぎるのか、
誰も話にすら出してくれません。
しかし、他のゲーミングPCを使った事が無いので比較する事ができません。
iMacとハイスペックゲーミングPCの比較をして頂けませんか?
よろしくお願いしますm(_ _)m
それやりたいけど懐事情的にきついなあw
なんとかできないか頑張ってみます。