ドラクエ10用オススメパソコン記事シリーズ。
今回はヒューレットパッカードの『HP Pavilion 24-a173jp』というモデルをレビューしていきます。
このモデルはいわゆる一体型パソコンとなっており、モニタとパソコン本体が合体しています。

■一体型パソコンのメリットとデメリット

世の中でパソコン玄人マンの皆さんが叫び続けていますが一体型パソコンというのはデメリットが多く存在します。
しかしそれを補って余りあるメリットも存在するのでここで一度それらを整理してみましょう。

【メリット】
・一体型なので省スペースかつ配線がシンプル
モニターを設置するだけの感覚でパソコンもいっしょに設置できてしまうので非常に省スペースです。
またモニターとパソコンを繋ぐ配線が不要なので、配線が1本省略できます。

・見た目がイケてる
ここに価値を見出せるかどうかが全てだと思ってますｗ
とにかく見た目はイケています。
世の中のゲーミングパソコンは悲しいほどにダサいのばっかりですが、一体型パソコンは見た目に命をかけているモデルが多いです。

【デメリット】
・コストパフォーマンスが悪い
一体型パソコンというのは内部パーツにノートパソコン用のものを使用するケースが多いです。
そのため通常のデスクトップパソコンと比べてパーツの原価が高くなっており、結果的に最終価格のコストパフォーマンスが悪化します。

・拡張性が無い、もしくは拡張するのが大変
一体型パソコンは内部パーツを足したり交換したりするのが非常に大変な構造になっているケースがほとんどです。
BTOパソコンのようにあとから気軽に自分で拡張するというのは考えない方が良いでしょう。

・一部パーツが壊れた際の実質全損買い替えリスクが高まる
モニターとパソコン本体を別に使っている場合、モニターが壊れればモニターだけ買い換えればいいわけですが、一体型の場合どちらかがダメになれば道連れで両方アウツとなりかねません。
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つまり、
”パソコンの事よーわからんからパーツをあとから自分で足したり絶対しなくて見た目がイケてるパソコンが欲しい”
という人にのみオススメできるのが一体型パソコンという事になります。
もちろん一体型パソコンはコストパフォーマンス的にはよくありませんので見た目のためにある程度のお金を出せる人である必要もあります。

■Pavilion 24-a173jp

まずは基本的なスペックから。

【基本スペック】
CPU:インテル® Core™ i7-6700T プロセッサー
第6世代（Skylake）のCPU。
末尾Tは超省電力モデルを現しています。
一体型パソコンという事で内部の熱量を抑えるためにこのCPUが採用されているのでしょう。

グラフィックボード:NVIDIA® GeForce® 930MX
あまり目にした事がないモデルです。
パフォーマンスはどうやら「930M」と同様のものになっているようです。
なのでロースペックのモデルです。

メモリ：8GB（PC4-17000 DDR4 SO-DIMM）
今の一般的な容量。
メモリの増量カスタマイズは注文時にはできません。

ストレージ:HDD1TB/SSD無
ストレージはデフォルトではHDD1TBのみとなっています。
SSDがついていませんが注文時カスタマイズで追加する事はできません。

光学ドライブ：無
ドライブ無しです。

重量：7.0kg
デスクトップパソコンとしてはとても軽い部類に入ります。
女性でも持ち運びが容易にできるライン。

その他：
USBポートは合計で5つ（USB 2.0×2 、USB3.0×3）。

モニタ：23.8インチワイド/IPS/グレアパネル
サイズは23.8インチで現代の一般的サイズ。
解像度は1920×1080でこちらも一般的なもの。
パネルタイプがグレアとなっているので、仕事に使う場合には不向きです。
あくまでもゲームや動画視聴などのエンタメ目的で使うモデルと言えるでしょう。
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本体デザインはかなりイケています。
特に目を引くのはモニターの端っこの部分（いわゆるべゼル）。
端の余白部分が非常に狭くなっていてスタイリッシュに見えます。

キーボードとマウスはHPオリジナルのワイヤレスタイプのもの。
このワイヤレスキーボード、ドラクエ10をソファに腰掛けて遊ぶ際には最高です。
そこそこ文字の入力がしやすい割に物凄く軽いので、ヒザの上にずっと置いておいても平気です。
実はこういうキーボードって探したけど他に良いのがないんですよ・・・！！！

べゼルの太さは6.4mmでボールペンよりも細いです。

みんな大好きバング＆オルフセンのロゴ。

裏側のデザイン。
裏側は丸みを帯びておりちょっとかわいいです。
この辺りのデザインの良さはアジアのメーカーには無い部分だなあと改めて感じました。

入出力端子は背面中央部にまとめられています。
USB端子に関しては下部にも設置されていました。

横から見た図。
かなり薄くて、パソコンがこの中に入っているという感じが全然しません。

モニタは相当な傾斜をつける事も可能。

缶ビールを置いてみるとその薄さがより伝わるのではないでしょうか？
今日はラガー。

電源アダブターはでかめです。

パネルの色ノリはかなり良いです。
ただしグレアパネルなので画面が暗転した際には自分の顔がモニターに写りますｗ
パネルの応答速度などはﾄﾞﾗｸｴ10を実際に遊んでみても特に問題は感じませんでした。

■ドラクエ10ベンチマークテスト

恒例のベンチマークテスト。
いつものように設定は最高設定でやっております。

結果は7174でキラーマシン級。
案外数値が伸びなかったなあという印象。
グラフィックボードの930MXの性能があまり良くないのが原因でしょうね。
実際にドラクエ10を遊んでみたところ、1アカウントプレイであれば最高設定でも全く問題ありませんでしたが、2アカウントプレイだと若干遅延を感じました。

■FF14ベンチマークテスト

参考情報としてファイナルファンタジー14のベンチマークテスト結果も掲載します。
解像度以外は全て最高設定にしております。

【解像度1280×720】 

【解像度1920×1080】

このパソコンのスペックではFF14のような重いゲームを遊ぶのは厳しいというのがわかりました。

■実際に使ってみた感想

最も良いと感じたのはその静音性。
一体型パソコンという事で内部に熱が溜まりやすいだろうしうるさいのかなあと思っていたのですが、これが予想外に物凄く静かです。
恐らく主要パーツ全てにおいて発熱量の少ないものを採用しているためでしょう。
高負荷をかけてもファンが高速で回る事がほぼありませんでした。

次にデザイン。
見た目がイケているというのは持つ喜びを与えてくれます。
ケチのつけようがない美しいフォルムとデザイン。
配線も1系統省略できるのでデスク周りがごちゃごちゃしないで済むというのも嬉しい点でしょう。

また大手メーカー製パソコンの特徴でもあるんですが、内部パーツコストをケチっていないので無線lanとBluetoothアダブタが内臓されていたりします。
正にオールインワンでこのパソコン本体だけ買えば全て揃ってるぜーという感じなので、色々買い揃えるのがめんどくせーよっていう初心者の方からするとありがたいでしょう。
（ちなみに日本メーカーみたいに余計なソフトがプリインストールされていたりはしませんｗ）

ただしそれらとトレードで本機種のコストパフォーマンスは悪いです。
ここが一体型パソコンの最大の弱点。
現在の販売価格は税抜きで105,100円となっていますが、モニタ価格を差し引いて勘案したとして、9万円前後の他のデスクトップパソコンと比較すると性能面では1段劣ります。
この1段劣るという部分を我慢できて、見た目のイケてる部分や配線のシンプルさに魅力を感じるかどうかが本機種購入のポイントとなるでしょう。

個人的には一体型パソコンというのは10代の頃にiMacを購入して以来、1度も手を出していないんですが、改めて実機を使ってみてやっぱオシャレやなあと思いましたｗ
パソコン玄人の方々からは叩かれがちな一体型パソコンですが、見た目重視するならアリなのではないでしょうか。
ただしドラクエ10を複数アカウントでヘヴィに遊ぶ場合はスペック不足になるのでその点はご注意ください。
HP Pavilion 24-a173jp 製品詳細ページ

 
【2017年冬のドラクエ10オススメパソコン一覧記事は下記よりどうぞ】

 ドラクエ10攻略ブログFlooded With Business 

ドラクエ10おすすめパソコン2017冬

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