夏祭りのディレクター夜話における、リッキーの『強くなっても倒す敵いないよ問題』。
このリッキーの発言を受け、ユーザーからは様々な意見・感想が飛び交いました。
その中には「なるほどそうだよね」と同意できるものや、同意はできないけれども理解できるもの、同意も理解もできない破天荒なもの、狂信者の様相を呈しているものなど、様々なものがあり、それら意見を見ているだけで非常に面白いです。
基本的にはこれらは投げっぱなしジャーマンになっており、様々な意見を持つもの同士が議論をしているケースはほとんど見られず、言いたい事を言うだけいって気持ちよくなっている節があります。

 

かつて、夏の帝王だった反町侯は「言いたい事も言えないこんな世の中じゃポイズン」と歌っていましたが、時代は変わり彼も特命係に大抜擢されました。
あの頃の夏と今年の夏には決定的に違う部分がありますね。
そう、インターネットの台頭によって「言いたい事は言えるよ投げっぱなしジャーマンで」こんな世の中になっているわけですね。
今回はそんな言いたい事を言いまくっている様々な派閥のガイドラインを記事に起こしてみました。

 

これまでに　「ピラミッドの第九霊廟」「強モードボス」「試練の門」「達人クエスト」など　強さが求められるものも追加をしてきました。
あらためて　強さを発揮できるコンテンツがもっとほしいと考えている方がいることを認識しました。
できる限り早く　挑戦しがいのある遊びをご用意したいと思っております。

 

■そもそも強い敵いるよ派

四諸侯で全滅したらと思うと、怖くて戦えないぉー＞＜
ピラミッド9層も1回も勝てた事無いょ・・・

 

 

■お前が廃人だからだよ派

何千時間もやってりゃそりゃ強い敵なんていなくなるよ。
高橋名人も言ってただろ？ゲームは1日1時間までって。
名人の言いつけを守っていれば毎日限界までプレイしている発売日組でもプレイ時間はトータルで1100時間ぐらい。
普通のプレイヤーはストーリークリアするのでやっとなんだよ、廃人は黙ってろよ。

 

 

■縛りプレイすれば解決するよ派

宝珠を使わないとか、裸になるとか、職業制限をするとか、そういった具合に制限を自ら設けてプレイすれば強い敵はアストルティアに存在するんだから、強い敵いないとか文句言う前にそういうプレイすればいいじゃん。
そういうプレイもしてないで強い敵がいないとか文句言ってるのはちょっと違うよね。
やってから文句言ったら？

 

 

■ソロプレイヤー派

4人でpt組んだらそりゃどんなボスでも楽かもしれないけどソロプレイヤーの俺からすると強い敵はいっぱいいるんだよ！
もっとソロプレイヤーの視点に立ってモノ言えよな！

 

 

■健康安否派

強い敵とかどうでもいいからりっきーがこのままだとやばい。
あまり文句や不満ばっかりぶつけていると死んでしまうのではないか？
かわいそうだし怖いから、悲惨な事になる前にみんなでもっと開発者の事をいたわってあげようよ。

 

 

■強い敵なんてこれまでもいなかった派

ドラクエ10にはそもそも強い敵は一度も存在していない。
我々は強天魔を実装初日に撃破したアストルティア最強攻略集団である。
当然、その後実装された強敵と言われていたあらゆるボス達を実装から数時間以内に撃破している。
これからもドラクエ10に強い敵が実装される事などないだろうし、そんな期待もしていない。

 

 

■FF14オススメ派

そんなに強い敵と戦いてーならFF14やればいいじゃねーか。
ドラクエはライトユーザー向けのゲームなんだよ。
お前らみたいなのはアストルティアとは相性悪いからエオルゼアいけや。

 

 

■コロシアム至上主義派

コロシアム行けばいくらでも強いやついるだろ。
強い敵いないとか言ってるやつらはコロシアムGPでランカーになった事あんの？
とりあえず200位以内に入ってから文句言えば？

 

 

■日課で忙しいからどうでもいいよ派

日替わり討伐30分。
災厄、ドレアムリプレイ1時間30分。
職人納品10分。
キラキラマラソン20分。
以上合計2時間半。
これで私のアストルティアライフの1日は終わります。
土日はこれらに加えてピラミッド、王家の迷宮、達人クエストをやっています。
これ以上は時間的に無理なので強い敵とかどうでもいいです。

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いやぁアストルティアには様々な派閥が存在しているんですね。
みなさんは何派ですか？
僕はもちろん「強くなっても倒す敵がいないよ派」ですｗ。
ここからの文章は私見となります。

 

その時、その瞬間に考えられる最強装備・最強構成で最適な戦略を持って強敵に立ち向かうというニーズを満たしてくれる敵がやっぱり欲しいです。
ちなみに僕の中でこのニーズを満たしてくれたボスはドラクエ10のこれまでを振り返ってみると結構な数がいます。
今じゃ凄く簡単に倒せるボスも実装当初は凄く強かったんですよね。
新規ボスが実装された際の「一体どんな強さなんだろう？勝てるのかな？耐性何がいるのかな？攻撃どんなのしてくるのか？」というあの気持ち。
そういった胸のときめきをもう一度感じたいと思う、ただそれだけなんですよねー。

 

じゃあ具体的にこれまでどんな強いボスがいたのか？
それらを全て羅列してみました。
（あくまでもこれは僕の主観と体感によるものです）

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■バージョン1.0

「天魔クァルバナ」・・・おっかけっこをする事で楽になるという事実を知った時の驚きったら・・！
「冥獣王ネルゲル」・・・レベルカンストでも構成によっては大苦戦するというぎりぎり感のある難易度。多くの広場戦士を生み出すきっかけとなった。

 

■バージョン1.1

「バージョン1.1強ボス」・・・実装直後は言わずもがな強敵。バージョン1.2での重さ仕様変更やステータス調整によって一粒で二度美味しかった。1ミスで一気に全滅に追い込まれるケースもあって非常にシビアでよかった。

 

■バージョン1.2

「アトラス」・・・全滅＝貴重なコイン消失というこれまでにはなかったプレッシャーをプレイヤーに与えた画期的ボス。
「バズズ」・・・素早い行動と極悪なダメージのブレス、ツインクローによる聖女殺し。装備を整え、僧侶同士が連携を取らなければ一気に崩れるという絶妙な難易度。

 

■バージョン1.3

「バージョン1.3強ボス」・・・それぞれのボスに特徴があり、特に初期のリベリオちゃんは壁を完璧に遂行しなければ全滅するようなバランス調整になっており、非常に楽しめた。
「悪霊の神々」・・・実装直後の絶望感とそれを打破するためにスーパースターを使うという、従来の凝り固まった武武僧僧というコインボス職業構成に対する発想を打破する楽しさ。

 

■バージョン1.4

「ドラゴンガイア」・・・大パラディン時代の幕開け。壁が抜けたら即全滅もありえるワンパン祭りだった。報酬の竜玉の魅力が尋常じゃなかったですね。
「災厄の王」・・・8人で戦うpt同盟。燃えた！！！

 

■バージョン1.5

「ラズバーン強」・・・テクニックだけではどうにもならず、高額な装備を用意してやっとどうにかなるという鬼神の如き難易度調整で立ちはだかった恐ろしいやつ。職業構成も色々と考える楽しみが生まれた。個人的に羽衣を脱ぐ要因になったボスとして非常に思い出深い。

 

■バージョン2.0

「魔勇者アンルシア」・・・実装当初はサポ殺しの仕様になっており、ソロプレイヤーを絶望へといざなった。
「ピラミッド6霊廟」・・・次々と大量かつランダムで現れる敵。時にはボスまで早漏気味に登場。ボスがツメ殺しの硬さを誇っていたのが非常に印象的だった。

 

■バージョン2.1

「キングヒドラ」・・・ブレスガードを持たない冒険者を容赦なく焼き殺した。

 

■バージョン2.2

「ピラミッド7霊廟」・・・大魔法時代の幕開け。

 

■バージョン2.3

「ピラミッド8霊廟」・・・未だに強いと感じられるボス。夫婦の絶妙な連携が決まった時の絶望感はやばかった。
「伝説の三悪魔」・・・ドラクエ10の歴史に名を残す素晴らしいボス。様々な戦略を考え実行していく事によって安定性と討伐速度を担保していく楽しさが詰まっていた。

 

■バージョン2.4

「創造神マデサゴーラ」・・・アンルシアちゃんとの冒険の集大成。ストーリーボスながら非常に強く、世界が変わっていく演出も相まって非常に盛り上がった。
「ピラミッド9霊廟」・・・それまでのピラミッドの集大成となっており、次々と出現するボスを倒していく楽しさと最後の動物園が演出的に最高だった。
「ダークドレアム」・・・実装直後は謁見する事すら困難だった幻のボス。

 

■バージョン3.0

「禍乱の竜アンテロ」・・・マデサゴーラを越えた至上最強のストーリーボスだったように感じます。
「幻界の四諸侯」・・・三悪魔ほどのインパクトはなかったものの、様々な構成と戦略を試す楽しさがあるボスになっていた。

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ぱっと思いついただけでもこれぐらいです。
これ以外にももちろんボス自体はたくさん実装されていますが僕自身が強いなあと感じ、プレイしていて凄く楽しかったと思えるボスだけピックアップしてみました。
（単純に強いというだけで戦闘自体が楽しくなかったボスは除外しました。悪霊強など。）
これらのそれぞれのボスには構成や戦略を練る楽しみ、装備を新調しよう！と思わせるだけの強さなどが備わっていました。

これを書いて改めて気づきましたが、ドラクエ10ってほぼ空洞期間がなくその時その瞬間にリアルタイムで「最強装備・最強構成・最適戦略」を用意していたとしても相対的に強いと感じられるようなボスが実装され続けてきていたんですね（少なくとも僕自身の主観では）。
だから、「強くなっても倒す敵いないよ問題」というのは根本的にはこういったドラクエ10の過去の歴史があったからこそ強く叫ばれている問題なのではないでしょうか。

 

つまり単純に「これまでのように強いボスを実装してほしいよ！」という想いのユーザーが多いという事なんだと思います。
仮にその時その瞬間に相対的に強いと感じられるボスがこれまでのドラクエ10に全然いなかったとしたら、ドラクエ10はそういう強いボスは実装されないゲームなんだという前提がユーザーの頭の中にできているはずなので、これほどまでに「強くなっても倒す敵いないよ問題」が騒がれることはなかったと思います。
また、そういうゲームはつまらないと感じる人であればドラクエ10自体をやめているはずですしね。

 

皆純粋に、期待してるんですよね。
強敵と戦うドラクエ10を。

 

バージョン3.0前期で宝珠システムが実装された事によってこれまでの比ではないほどに加速度的にプレイヤーキャラクターの強くなりました。
それによって過去のボスは相対的に弱体化された事となります。
そして、5月27日の「幻界の四諸侯」以降は新規ボスも実装されていないにも関わらず、バージョン3.0後期で多くの強力な新宝珠が実装されました。
また、戦士も大幅強化調整が行われました。
プレイヤーキャラクターはバージョン3.0でかつてないほどに強化されたんですね。
こうなってくるといよいよ「かなり強くなったけど、でも倒す敵いないよなあ・・・」と感じるのは非常に自然な事なのではないでしょうか。
丸々3ヶ月も新しい強敵が実装されていないという状況は過去を振り返るとなかった事なんですよね実は。

 

リッキーにはバランス調整のさじ加減や認識を誤らず、ダークネビュラスや達人クエストのような「それはちょっと違う！」と思われないような強敵を用意してほしいと切に願います。

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