今更ですが宝珠と輝石のベルトを併用した際のダメージ調査をしてきました。
今回の調査では職業バトルマスターで特技はドラムクラッシュを用いております。
主な目的は、輝石のベルトの属性ダメージアップと系統ダメージアップの組み合わせと優劣について確認するというものです。
今更すぎるやろ、そんなん知ってるわ、という方々すみませんｗ

まずはおさらい。

 

■ドラムクラッシュ仕様

敵1体に通常攻撃と同じダメージを与える（=特技基礎ダメージ）
但し、敵が物質系の時に限り、『通常攻撃×1.5+5』のダメージを与える。

これは公式ガイドブックに掲載されている情報ですし、僕自身も試してみてその通りの数値が出たので信頼の置ける情報です。
問題はここから。

 

 

■極意宝珠の効果について

極意宝珠の「ダメージ○%アップ」は最終的なダメージ算出の直前に算入するのではなく、基礎ダメージに対して算入します。
ドラムクラッシュの極意の場合は前述の通り、特技の基礎ダメージが通常攻撃ダメージとイコールです。
つまり、ドラムクラッシュの極意レベル5をつけている場合、特技基礎ダメージに対して+125%されるわけです。
敵が物質系の場合はそこから更に×1.5+5のダメージ計算が入ります。
これを式にすると
基礎ダメージ×（1+宝珠ボーナス+物質ボーナス）+5
となります。
例えば仮に物質系のとある敵に対して基礎ダメージが200だったとしたらドラムクラッシュの極意レベル5をつけていれば2.75倍+5のダメージになるので約555ダメージ出ますよーという事ですね。

 

 

これは公式ガイドブックに記載されているわけではなく、世間一般的にこうだと言われている話です。
僕自身なんとなくそうなんだーぐらいにしか思っていなかった計算式でして、実際に自分で正しいのか検証した事はありませんでした。
（DPSが出せる特技がどれなのかに興味はあるけど細かい計算式はどうでもいいタイプです）
で、これが正しいのかどうか、また種族ベルトや属性ベルトをつけた際の計算式はどうなるのか？
神ベルト記事を今後執筆していく上で、こういう計算式を正しく理解しておくのも大事だなあと最近感じました。
そんなわけでベルトに関する曖昧な部分をはっきりさせたかったので、今回実際に色々な条件で数値データを取ってきました。
ていうかそういうめんどい話抜きにしても、一体どんなベルト装備すりゃ一番ダメージ出るのか知りたいですよね皆さん。

 

 

■データ取得結果

今回はデータをシンプルにするため、二刀流ではなく右手にのみハンマーを装備し、捨て身は無しとしました。
宝珠には「ドラムクラッシュの極意」を装着し、レベル5（+125%）にしています。
使用武器は魔炎のおおづちで攻撃力563です。
対象モンスターはいしにんぎょうとミステリーピラー。
こいつらは共に物質系で炎属性と闇属性に対して耐性も弱点もありません。

今回、それぞれの敵に対して5種類の条件で10回づつ攻撃を行い、与ダメージを記録しました。
5種類の内訳は「通常攻撃」とドラムクラッシュで「ベルト無し」「物質系7%ダメージアップベルト」「炎特技8%ダメージアップベルト」「物質系7%ダメージアップと闇特技8%ダメージアップの2種類がついたベルト」というものです。
輝石のベルトには記載したもの以外にダメージを変動させる効果は一切ついていません。
またテンションや会心の一撃が出た際のデータは除外しています。

※画像の表記がどろにんぎょうになってますが実際に試したのはいしにんぎょうです、名前が紛らわしいんじゃ！

 

１．極意宝珠の計算式は正しいか？

まず注目していただきたいのが通常攻撃のダメージとドラムクラッシュベルト無しのダメージの比較です。
両者の倍率は約2.3倍となっています。
先の項で説明した通りの計算とは明らかに異なる倍率が出てしまっています。
2.75倍前後の数値にならないとおかしいんですが、0.4倍ほどズレてしまっていますね。
ていうかベルトをつけてダメージを盛りまくっているエクセルの右列の時ですら2.6倍程度しかダメージが出ていません。
もうこれはそもそも前提の定説が間違っていたとしか思えなくなってきました。
おい！この説を広めた責任者出てこい！

・・・という冗談はさておき、ここまで書いてから僕気づきました。
そもそも今回のケースにおける通常攻撃には系統ボーナスが加算されているんだった！
知らない人のために説明すると、ドラクエ10の各武器にはそれぞれ特定の系統の敵を通常攻撃した際にダメージが20%アップするという仕様が存在しています。
ハンマーの場合は物質系に対して通常攻撃のダメージが20%アップします。
なんてこった！
じゃあこれを加味して計算するとどうなるか！？

 

ハンマー以外で攻撃した場合はダメージは10発合計の数値で下記のようになります。
どろにんぎょう：約1850
ミステリーピラー：約1950
これが正しい基礎ダメージですね。

これに対して2.75倍をかけると
どろにんぎょう：約5087
ミステリーピラー：約5362

 

表の数値と合ってる感じのする数値になった！
どろにんぎょうの場合もミステリーピラーの場合も（ハンマーではない場合の）通常攻撃の2.75倍に近いダメージになっています。

結論：2.75倍+5ダメージで正しいと思われる

 

 

2.輝石のベルトボーナスダメージの優劣

まず先ほどのデータをわかりやすくするために少し編集しました。

ハンマー以外の通常攻撃のダメージを加え、倍率はそこに対して何倍かという表記にしています。
ベルト無しドラムクラッシュは2.75倍に近い倍率となっていますね。
ダメージの全体を俯瞰してみてみると、

ベルト無し < 物質7% < 炎8% < 物質7%+闇8%

という具合にダメージが増加しています。
これで細かい仕様は別としても、系統ダメージアップと属性ダメージアップの両方の効果がついているベルトは意味があるという事はわかりました。
今回1番再確認したかったのはこの部分ですので、もうこの時点で目的はほぼ達せられました。
お疲れ様でした。

結論：系統ダメージアップと属性ダメージアップが両方ついてるベルトは意味があり、実際強い

 

 

3.輝石のベルトで同じ%のついている系統ダメージアップと属性ダメージアップならどちらが強いのか？

これ知りたいですよね。
しかし、非常に悲しい事に僕は物質系ダメージ8%アップのベルトを持っていません。
なのでドラムクラッシュでは同一条件で両者のダメージ比較ができないのです。
凄く面倒でしたが、フォースを用いてデータを取得してきました。

職業は魔法戦士で武器種は片手剣。
宝珠には「ドラゴン斬りの極意」を装着し、レベル5（+125%）にしています。
使用武器は名刀残鉄丸で攻撃力420です。
対象モンスターはおにこんぼう。
おにこんぼうは風属性に耐性も弱点もありません。
バイキルトは無しです。

・ストームフォース時のドラゴン斬り（ベルト：風属性6%ダメージアップ）
・ストームフォース時のドラゴン斬り（ベルト：ドラゴン系6%ダメージアップ）
のそれぞれのダメージ30回のデータを取得。

はい、合計ダメージ見れば一目瞭然ですね。
系統ダメージアップでも属性ダメージアップでも付いている%の数字が同じならば、それぞれにダメージの差は無いと言い切っちゃって良いでしょう（少なくともドラゴン斬りやドラムクラッシュ等の系統特効特技を使用した際は）。

結論：系統ダメージアップベルトと属性ダメージアップベルトはどちらも同じようにダメージが増加する

 

 

■まとめ

今回改めて確認した点をまとめると、「種族ダメージアップと属性ダメージアップが同時についているベルトはつえーからお前ら何としてもゲットしろ！」という事です。
どっちか片方しかついていない場合はその数値が同じならダメージに優劣は基本的には無い。
ただ、属性ベルトは最大値が10%で系統ベルトは最大値が8%なので、属性ベルトの方が強い効果のものを入手できます。

こんな感じでよろしいでしょうか。
今回の記事内容以外で宝珠やベルトに関して気になる事があればコメントください。
僕が暇なら調査しにいってきます。

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