バージョン3.4前期で実装された90レベル防具の評価もひと段落したので、旧防具のお葬式を執り行いたいと思います。
今回残念ながら墓場いきになってしまった防具を装備している石器時代のプレイヤーの皆様は、直ちに手持ちの旧防具を汗と涙の結晶へと変換していただければと存じます。

なお例によってコロシアムは勘案しておりませんのでご了承ください。

 

 

■トーテムケープ VS 風虎

のっけから旧防具が存命確定！
トーテムセット効果の会心時ダメージ+100は多段攻撃かつ会心率補正の無い攻撃手法（つまり片手剣関連）とは相性が良いが、それ以外の場合風虎セットの方がDPSが高い！
個人的には獄獣、風虎にあったセット効果の攻撃力+5がトーテムセットには備わっていない点が数値以上にモヤっと感を演出させます。
兎にも角にも風虎セットとトーテムセットは両者共存という事でよろしいのではないでしょうか？

しかしその影に隠れ、ひっそりと風虎セットの体下用最強防具であった獄獣のズボンが死亡。
そりゃそうですね、完全上位互換のトーテムケープ下が実装されちゃいましたから。
バージョン3.0より約1年半に渡って第一線で活躍し続けた獄獣ズボンさんに敬礼、そして合掌！

 

 

■天宮騎士　VS　大戦鬼

重鎧は重さと守備が重要であるというアストルティアの理に則って、いつものパターンで最新鎧が旧鎧を駆逐。
しかし今回のケースでいうと天宮騎士には「攻撃呪文ダメージ5%減」と「2%ターン消費しない」という効果がついている。
一応ここに価値を見出せなくは無い。
ターン消費はともかくとして、今後イーギュアのような攻撃呪文がベラボーに強力なボスが出た場合セット効果で呪文耐性がついている防具が再び輝く可能性はゼロではないのだ。
常闇の聖戦第三弾のボスが恐ろしき攻撃呪文を操る可能性は捨てきれない。
よってここでは天宮死亡を宣言しきる事はできないのである！

なお攻撃呪文耐性については戦士とパラディンの場合、現時点で64%減まで盛る事ができる。
魔結界2段階と合算すれば呪文完全無効化が可能だ。
—————-
・盾基礎（5%）
・盾錬金（24%）
・セットor体上（5%）
・体上錬金（24%）
・宝珠（6%）
—————-
（天宮セット効果じゃなくても、まほうのよろい上装備すればいいだけやんという突っ込みはやめよう！）

 

あ、それと当然ですが大戦鬼セットに体下が存在しないため天宮下は文句なし現役続行であります。

 

 

■フォーチュンローブ　VS　神託　VS　精霊王

超強力なアタッカー効果がついているフォーチュンセット。
しかしながら神託の「瀕死時10%で身かわし率+30%」や精霊王の「炎雷ダメージ20%減」のような利便性が高いユニークな効果はついていません。
これはもう完全に適材適所、それぞれ存命という事でしょう。

フォーチュンローブはDPSを伸ばす防具セットとしては非常に優秀なのですが、いかんせん第一線で活躍させるための場所がないのが現時点では切ないところ。

信頼できるパーティメンバーといくレグナードの場合、
「もう精霊王の雷耐性捨ててフォーチュンで占い師も魔法使いも攻撃ぶっぱで早く終わらせたる！」
っていうのも良いと思うんですが、そんな層のプレイヤー達が今もレグナードに行くかというと・・・。
よほどのバトルマニア以外は行ってないですよね・・・。

逆に今回の邪神の宮殿（覇道の双璧）でもそうだったのですが4獄でしょーもない錬金のフォーチュンセット着てる占い師達が爆嵐剣で200ダメージ食らいまくって沈んでいくさまを見ていると、ほんとせっかくの強力な最新装備も使い所を間違えればただの布に成り下がるなあと思った次第です。
フォーチュンセットでDPSあげても炎に焼かれて丸こげになって倒れてたら無意味無意味無意味！

 

なおフォーチュンセットも精霊王セットも頭装備が存在しないため、神託頭はかつてないほどに輝きを増しています。
今後、僧魔賢占装備ラインは頭をセットから外すパターンを交互に続けるのかもしれませんね。
（戦パララインの重鎧も体下をセットから外すパターンが交互にき続けています）

 

 

■クイックジャケット　VS　究明者

そこかしこで議論が盛んなクイックVS究明者。
専らダークキングでその論争がなされているようですが、レベルキャップも開放され便利な宝珠も追加された今、旧ボスでこんなに熱い議論が展開されていて、まだまだアストルティアは盛り上がり続けるなあと感じています。
僕的にはそんなんどっちでもええやろ大差ないやんって思ってしまうんですが・・・。
実際にダークキング戦でどうぐ使いやってみて感じるのは、ターンたまったらすぐ行動入力できる状況ってそんなには多くないという点。
たとえ自分がタゲじゃなくても結構細かく自分の立ち位置を修正し続けなきゃいけないんですよねこのボスって。
つまりクイックジャケット最大の売りである「コマンド感覚0.5秒短縮」効果はダークキングレベル3や4だとあんまり恩恵がでかくない。
超ピンチの時に
「タゲも位置も無視してとにかく早く葉っぱ早く投げたい！」
みたいな時は一応0.5秒がパーティ全体の生死を分かつ要因になったりするかもしれないけど、そんぐらいなんじゃないかなあ・・。

でも守備力的には恩恵がまあまあでかくてトータルで究明者セットよりも10上がる。
レベルキャップ開放された事も相まって、以前はヤリ装備時のどうぐ使いはベルトがハイドラでない限りは乱数によってダークキングレベル4の通常ワンパンで沈んでしまっていたのを確定で耐えられるようになった。
（ただこれも究明者じゃ無理というわけではなく、守備錬金究明者を用意すれば可能）

 

・・・とまあ色々書いたものの、本質的にクイックセットのターン短縮効果は強力なので今後のボスコンテンツに魔法戦士の席があるのであれば強力な防具セットとして君臨すると思う。
あとターン短縮効果があると単純に操作してて気持ちいい。
これは実はとても大事。

どうぐ使いと盗賊は・・・・必殺が強力すぎるんや！
究明者セットとの相性が抜群なんや！
（1分以内で終わるボス戦ならどうぐ使いは開戦時早詠みもあるクイックセットのがいいと思います。・・・いやでもそれを言い出すとどうぐ使いは魔技師のがいいか？ｗ　開幕ガジェくればより早く終わるし・・・）

 

 

■巨商のころも　VS　クロッシュ

この両者も共存共栄の道を歩むタイプの防具セットですね。
旅芸人のハッスルダンス、レンジャーの祈り無しベホイムの回復量が大幅増加したという点はなかなか面白いです。
かねてからアストルティアでは僧侶が回復役として優れすぎと叫ばれていたわけで、多少ではあるもののこれで差が縮まりました。
以前記事にもしたようにピラミッドはサポ3であってももはや僧侶は不要な時代がきていますしね。

 

しかし、そもそも現代のアストルティアにおいて高難易度コンテンツには旅もレンもスパも席が無いのが問題で、席ないんだから別に防具なんていらねーやんとなってしまうところが悲しいです。
一応スパはライト層がSキラーマシンに行く際に愛用されつつあるようですが、防具セットほぼ関係ないしね・・・。

 

クロッシュセットはフィールド雑魚強敵のようなタイプのボスがまた実装されればスーパースターのマスト防具として再び輝くでしょうし、邪神周回時の踊り子にとっても相変わらず最適解の防具セットであります！

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■結論

1世代前の防具セットは一応全て存命！

最近の旧防具に優しく、そして倉庫枠に厳しいバランス調整トレンドが今回も押し寄せたという事ですね。
いやほんとね、古い防具も輝ける場面がありそうだっていうのはいいことだと思うよ。
1種類の防具を長く使える状況だと愛着も沸くしね。
でもね、倉庫がね、ほんとね、どうにもならないんですよね。

僕はバージョンアップ初日はその効果を見て大戦鬼セット、トーテムセット、フォーチュンセットの3種類は迷わず買いだぜ！とか思ってたんだけど、倉庫的に無理なんだよ！！！
頑張ってベルトを廃棄して何とか大戦鬼セット枠分の倉庫は確保したけどこれ以上は無理！
パンクしてしまうわ！

そう考えると、以前のアストルティアような「完全上位互換orゴミ」のどちらかしかリリースされなかった時代も、倉庫の事考えると悪くなかったんだなあと再評価著しくなっちゃいますねｗ

 

 

■お葬式

獄獣のズボン（享年2）

筆者より弔辞
『バージョン3.0という記念すべきメジャーアップデートのタイミングで実装された獄獣セットさん。
防具セットにも関わらず攻撃力が上がるという性能でプレイヤー皆を驚かせてくれましたね。
しかも装備できる職業がバトルマスター、武闘家、まもの使い、踊り子という人気の4職業だった事もあって当時はバカみたいに売れまくったのをよく覚えています。
あの幻のやいばのよろいセット効果の無念を晴らしてくれたという事で広場戦士達からも喜びの声が上がっていましたね。
それからしばらくして、新防具である風虎セットがリリースされた時は獄獣さん、とっても悲しそうな顔してましたね。
攻撃力+5効果が風虎セットにもついていて、しかもあっちはターン短縮まであって、更に体下フリーだったんですよね・・・。
ほとんど完全上位互換の風虎セットが実装されてしまった事で、あの大人気だった獄獣セットは驚くほどに短命で逝ってしまわれました。
しかし、ズボンだけは生き残ったのです。
だって風虎セットに体下がありませんでしたからね。
そんなわけで私も獄獣ズボンに関しては4種類も所持するほど愛用し続けてきました。
しかし体下だけが生き残った防具の運命は・・・決まっているんですよね。
更なる次世代の防具セットも体下フリーになるケースなんてありませんからね。
やっぱり今回、あなたも逝ってしまわれましたね。
でも安心してください。
アストルティアには当面の間、強敵が実装されません。
だからトーテムもさほど売れる事はなく、騙し騙し獄獣ズボンは多くのプレイヤーから履かれ続けるはずです。
型落ち装備ではあるものの、まだまだあなたも半死状態で戦場へと担がれるはずですよ』

 

※参考画像（幻となってしまったやいばのよろい。なんと攻撃力が47も上がるぞ！）

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