遂にこの時がきました・・・。
さきほど何気なくログインし、コンシェルジュに話しかけたところ、新たな称号を獲得したのです。

『永遠の旅人』。
そう、ログイン時間1万時間を突破したエリートアストルティア国民にのみ名乗る事を許されし称号。
本日その称号を獲得いたしました。
つまり僕はメインキャラだけで1万時間プレイをしているわけです。
正確にいえばこの記事を書いている時点でのプレイ時間はもう少し上です。

10018時間でしたｗ

 

ドラクエ10をプレイしていないのにこの文章を読んでいる人のために一応解説しておきましょう。
まずドラクエ10というのはスクウェアエニックスが発売している大人気国産RPGシリーズドラゴンクエストのナンバリングタイトル10作目であり初のオンラインゲームです。
『永遠の旅人』という称号はドラクエ10自体のプレイ時間が1万時間を越えた時点で、ある特定のキャラクター（コンシェルジュ）に話しかけると貰える称号です。
ちなみにドラクエ10はサービス開始してちょうど4年が経過しているゲームです。
なので筆者は平均すると1年あたり2500時間ドラクエ10で遊んでいる計算となります。
1日あたりに直すと7時間近くプレイしています。
ちなみにもっというとこれは1キャラクターだけのプレイ時間です。
筆者はキャラクターを現時点で20キャラ近く作っていますのでドラクエ10の合計プレイ時間はもう少し上です。
これは客観的に考えると、MMOで遊んだ事がない人からしたら、どう見ても狂った領域に到達していると言えるでしょう。

この人は普段どんな生活様式なのかしら？
ていうか生活費はどうしているの？
親御さんは何て言っているの？

そう思われても何ら不思議ではありません。
実際、友人にこのプレイ時間について話すとドン引きされます。
なぜならば僕の友人はそもそも僕がこんなにゲームばっかりやっている人間だというイメージを持っていないからでしょう。
ほとんどの友人は僕がバリバリサラリーマンやってた頃のイメージで僕に接しているわけです。
僕は現在、会社を辞めてどの組織にも属していない一匹狼です。
この状況について、デフォルメした言い方をするとニートとも呼べなくはありません。
何だか最近はニートという敬称がかわいらしく感じるようになってきました。
実際ニートを名乗れるのもあと数年しかありませんので、誇りをもって生きたいと思います。

 

 

■1万時間ドラクエ10をプレイした率直な感想

アストルティアエリート国民を志した以上、
大いにキャラクター強化に励むべきだ。

農業に就くなら課金水ぶっぱを、
商業に入るなら
伝説の大商人（バザー販売3万回）になりたまえ。

学生はキッズなログイン時間（2時間）に
満足してはならない。

粗衣（結晶装備）、粗食（☆1料理）、煽り（ゲーム内暴言）に耐え
強ボスを倒し、キラキラを拾い、

それでもエンドコンテンツは
できるのである。

無駄な時間を過ごした・・・。

などという感覚は一切ありません。
これは自分でも驚きなのですが、真実です。
決して悔しいからとか、自分を正当化したいからとかそういう理由からついている嘘ではありません。
この文章を読んでいる一見さんからしたら、
「俺は何てアホな事に時間使ってたんや・・・この1万時間さえあればあんな事やこんな事ができて今頃もっと幸せな人生を送れていたはずなのに・・・」
みたいな文章が書いてあるほうがきっと楽しめるのでしょうが、嘘は書けないので真実を書いていきます。

 

なぜならば僕はそもそも向上心のようなものを持ち合わせていないタイプだったのです。
僕は幼少期から
「将来は仕事もしないでゲームばっかりして遊んでいたいなぁ～」
という夢を抱いていました。
そういう意味では僕は子供の頃の夢を叶えたとも言えるのです。
いざ夢を叶えられた生活を送ってみると、そりゃあもう楽しいんですよ。
目覚ましもかけずに目が覚めたら起きる。
まだ寝たりないなあと思えば二度寝をする。
基本的には人との約束というものはしないので、時間に縛られるという事がほとんどありません。
起きたらシャワーも浴びずにとりあえずドラクエ。
ちょっと飽きたしお腹も空いたなあと思ったら、シャワーを浴びてから外出をして、近所でご飯を食べます。
（自炊は一切しません）
それでドラクエがすぐしたい時は直ちに家に帰りますし、ちょっとぶらぶらしたいなあと思えば青山ブックセンター（本屋）に行ったり、漫画喫茶に行って漫画を読んだりします。
そんなこんなで気づいたら夕方ぐらいになっていて、趣味と実益を兼ねたこのブログを更新したりして、お酒を飲んでドラクエでまた遊んで、眠くなったら寝る。

そんな生活がここ2年ぐらいは続いています。

 

 

これで楽しくないわけないでしょ！！！

だって僕はものごころついた瞬間からドラクエで遊び（初めてドラクエで遊んだのは2歳児の時です）、今までずっと歳を重ねているんです。
そんな僕がずっと何の気兼ねもなくドラクエやり続けられるんならもうそりゃあ幸せですよ！
しかもドラクエ10は今までのドラクエシリーズと違って日々新しい要素が追加されていくから飽きないんです！
もちろんあまりにも遊びすぎて一時的に遊びたいコンテンツがなくなってしまう事はあります。
でもそんな時は他の事して遊ぶだけなんです。
なんてったって僕自身はゲームしか趣味がないというタイプではなく、音楽やら漫画やら映画やらも好きですし、自分自身で物を書くのも好きなんです。
あと今はもう様々な理由からしてませんが、女遊びも大好物でした。
どっちかというとやりたい事いっぱいあるけど、優先順位が高いのがドラクエ10だから他の事は我慢してるぐらいの人生なわけです。

※生活費はどうしてるんだという点については長くなるのでここでは省略します。誰のお世話にもならず自活しております。どうしても気になる人はこのブログを隅々まで読んでいただければその答えがそこかしこに書いてあります。

 

 

■ただし難点もある

人生は楽しいです。
バラ色です。

しかし、実際にこういう生活をし続けた結果、唯一感じている難点があります。
それは帰属欲求というやつです。

 

大学生の時に学んだマズローの欲求段階説。
これ僕は当時は全くピンとこなかったんですよ。
「欲求には段階というもんがあって、下位の欲求を満たすと上位の欲求が発生するんやで～」
というやつです。

マズローによると欲求には5段階あって
「生理的欲求」
「安全の欲求」
「帰属の欲求」
「自我の欲求」
「自己実現の欲求」
の順に段階的欲求があるんだそうです。
まずは生理的欲求が最初にきて、それを満たすと次は安全の欲求を感じ、安全の欲求を満たすと帰属の欲求を感じる・・・といった具合に段階的に次の欲求が生まれるという事なのだそうです。

 

日本人であればよっぽどサバイバルな生活を送っている人以外は、生理的欲求は満たされているでしょう。
生理的欲求とは空腹とか睡眠とか生きていく上で必要不可欠な最低限度の要素です。

次の安全の欲求も日本人は大体OKでしょう。
暴力とか、災害とかに見舞われるやつです。
いきなりわけわからず目の前歩いてるやつにぶっ殺される社会じゃないですからね日本は。

そして僕自身不足していると感じたのが3段階目に位置する帰属の欲求です。
これは何らかの組織に属したいという欲求。
代表的なのは家族とか学校とか会社とかです。
これね・・・、普通の日本人なら組織に属さないケースって案外ないんですよ。
10代なら学校という組織に属しますし、20代以上なら会社という組織に属しますし、普通は常に家族という組織にも属し続けるわけです。
僕も会社を辞めるまではそうでした。
一時的な例外はあったけれども、基本的にはずっと組織に属して生活をしてきたんです。
それがここ2年は何の組織にも属さずにやってきているわけです。

 

これが何だか自分でもよくわからないけど辛い！
よくわからないけど何となく帰属していないから辛い・満たされない気持ちが沸いてくるのだけはわかる！
「何でおめーが今感じている、辛い・満たされない気持ちが帰属欲求によるものだってわかるんだよ！」
といわれても理由は説明できない！
でも何となくそうなんだと何となくわかる！
とんでもなくアホの子の文章に見えるかもしれないけど事実そう感じているわけなのです！

何となくわかるんだよそういうのは！
自分の事は自分が1番良くわかっとるんじゃああああああああ！

 

 

■じゃあどうするか？

ここだけの話、上記の理由から1度だけ普通にまた会社に就職しようと思った事がありました。
（これインターネッツに載せてる文章だから全然ここだけの話になってねーなｗ）

リ○ルートエージェントにいきました。

そしたら色々悪くない会社を紹介されました。
東証一部上場企業だとか、外資系のITベンダーだとか、多分合コンで会社名言えば結構もてるやろなあと思う会社も結構ありました。

でもね・・・何か違うんだよ・・・。

帰属欲求は確かにあるけど・・・、自分がまたサラリーマンになって会社組織でその欲求を満たしたいわけじゃないんだ・・・。
(結局1社も面接は受けないままフェードアウトしました)

 

 

 

僕は気づいた。

こうなってくると僕のワガママな帰属欲求を満たす手段はかなり限られてくる。

1.家族を作る。つまり結婚する。
2.または実家に帰る。実家に帰れば親も兄弟もいるので。
3.会社を作り人を雇い入れる。
4.宗教に入る。
5.進学する。
6.何かのサークル的なやつに入る。

ぱっと思いついた感じはこれぐらいだ。
1番手っ取り早いのは宗教に入る事かもしれない。
かなりのぶっ飛んだ選択だが、（僕に信仰心は皆無だ）多分宗教っていうのはどんな組織であっても最初はかなり温かく迎えてくれるだろう。
親切すぎるぐらい親切にしてくれるだろうし、帰属欲求を最も満たしてくれる存在とも言えそうだ。
でもはまりすぎると金がなくなりそうで怖い。
帰属欲求を満たした結果、金を失ってしまえば生理的欲求や安全の欲求が損なわれてしまうかもしれない・・・。

あとは手軽なものとしては何かのサークル的なやつに入るという選択肢かもしれない。
しかしこれをそもそも選ぶぐらいなら、ドラクエ10というゲームの中でチームでも作ってオンラインゲーム界の王様にでもなっていればいい話の気がした。
僕はそういうのが嫌いだし苦手なタイプだ。
狭い世界で組織ごっこをして、上にたって優越感に浸っているような人間が大嫌いだ。
だからやっぱこれは嫌だなあと思った。
（決してドラクエ10のチーム機能を否定する意図で書いているわけではございません）

そうなってくるといよいよ選択肢は限られてきて、実家に帰るか会社を作るぐらいしか無い気がしてきた。
実家に帰ると母親に呆れられそうだし（もう僕は結構いい年齢だ）、未だ実家住まいの妹にも煙たがられそうだ。

つまりは僕にとって帰属欲求を満たせるのは、進学か起業ぐらいしかないのではないだろうか？
勉強は嫌いではないほうだし、仕事も実は嫌いではないほうだ。
興味ない勉強はしたくないし、人に顎で使われる仕事もしたくないが、そうでなければ勉強も仕事も結構好きなのだ。
泥臭い事だって存外厭わないタイプだ。

 

 

■結論

僕は進学か起業をする事にした。
進学であれば金が必要だ。
起業であっても金が必要だ。

つまり僕には金がいる。

僕は今日からお金を貯めようと思う。
そうして僕は帰属欲求を満たすのだ。
世の中金じゃないとよく言うが、マズローの欲求段階説の4段階目までは金でどうにかなるように感じた。
金が全てじゃないけどマズロー的には8割は金で解決できるぜ！って事でいいでしょうかね！？
で、実際どうやってお金を貯めるかについてはまた明日にでも考えよう。
とりあえずドラクエ10をやらなければ・・・。

 

——–
最後かなり適当な文章になってしまいました。
この記事は約2時間半かけて第3のビールを5本飲みつつ執筆いたしました事をご報告させていただき、筆を置きたいと思います。

あ、もしも僕の事を仕事をほとんどしなくてもいいから雇ってくれるという奇特な経営者または人事権をお持ちの方がいらっしゃいましたらお問い合わせフォームよりご連絡ください。
もちろん給料はいりません。
気が向いた時にだけ会社に行って、何をするでもなく過ごして、気が向いたら帰宅させていただきたく存じます。
（便所掃除と物書きぐらいはやります）
先着1社のみオファーをお受けいたします。

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