年賀状記事が大変好評でしたので、後日僕に起きた体験談を記事にしてみたいと思います。
たまにはエンジョイ系ブログスタイルもいいでしょう！

 

↓こちらの記事を閲覧されていない方はまず読んでみてください
年賀状

 

 

■お礼を言う

年賀状をくれた人達にチャットでお礼を言う僕。
多くの場合はまた遊ぼうねーで会話は終了していったのだが、その中の一人と久々にパーティを組む事となった。

 

彼女は1年以上前に野良コインボスでいっしょになった際にフレンドになった女の子。
「皆さん強いですね！フレになってもらえませんか？」
みたいな感じでフレンド申請された記憶がある。

 

しかし、それ以来1度も遊ぶ事はなかった。
僕の場合、自分からフレンド申請した相手は積極的に誘うのだが、僕がフレンド申請された側の場合は相手のステータスが高く無い限りは滅多にptに誘うことはない。
この辺りの考え方は結構典型的なヘヴィプレイヤー寄りだと思う。
こうして俗に言うエアフレというやつができあがったわけだ。

※ただし相手がエルフ女の場合は別で、こちらがフレンド申請された側でも積極的にptに誘うスタイルを取っているというのも付け加えておこう

 

 

そんな彼女から1月1日に年賀状がきていた。
内容はコピペではなく、きちんと僕に宛てられた文章だった。
要約すると「コインボスで凄く強い姿を見て感動しました。中々遊ぶ機会がないけどまたコインボスごいっしょさせてください」といった感じ。
コピペラッシュの年賀状が届きまくる中、この年賀状は非常に僕にとって印象深いものだった。

 

たった1度しか遊んだ事がない相手にまでユニークな文章の年賀状を送ってくるという事は、恐らくフレンド全員に1枚1枚丁寧に文章を書いて年賀状を送っているのだろう。
彼女の人となりが、たった1枚のゲームの中の手紙で感じられる。
僕は彼女に対して好印象を抱いた。
その日は彼女がログインしているのを見かけることがなかったが、翌日の1月2日に彼女はログインしていた。
早速声をかけてみる。

 

 

僕「年賀状ありがとうございました。コインボス行きましょう」
彼女「あけましておめでとうございますー、行きたいです！」
僕「じゃあ今からいきますか。何行きたいですか？」
彼女「カードで使いたいのがバラモス、グラコスですー」
僕「両方持ち寄りでいきましょう」
彼女「持ち寄りじゃなくて私のだけでいいですよ！」
僕「そうですか。あと2人僕が集めましょうか？」
彼女「お願いします！」

 

そういうわけでフレンドリストを見て、バラモスもグラコスも理論値を持っているフレンドを見つけ、2人無言で仲間に誘う。

フレ1「なんや」
僕「バラモスとグラコスに行く」
フレ2「OK!」
彼女「弱いけどお願いします！」
フレ1「わい理論値できとるで」
僕「だから誘いました」

 

と、こんなノリで転職させる隙を与えずに素早く魔法の鍵を使う。
ただしpt構成は僕が気を利かせて予めパラディンに転職しておいてあげたので鉄板pt構成になっていた。

 

僕：パラ（その辺によくいる普通のパラディン）
彼女：まもの使い（レベル63）
フレ1：旅芸人（フレリストをいつみても旅芸人しかしていない、根っからの芸人愛好家。芸人装備に1億以上かけているのが自慢）
フレ2：パラ（HP630越えの猛者）

 

 

僕「これヘヴィチャしなくても2人の力を合わせればグラコスですら押し勝ちできるな」
フレ1「旅芸人の俺がメインアタッカーかつメインヒーラー！気合入る！」
彼女「弱くてすみませんー」
僕「だったらまものできてんじゃねー！」
彼女「ひえー」

彼女は結構ノリが良かった。

 

 

VSバラモス

彼女「私どうしたらいいですか？」
僕「好きにしてください」

 

戦闘は地獄絵図になるかと思いきや、やはりヘヴィプレイヤー3人が集まるとそうでもなく、終始安定していた。
僕とフレ1によるダブルパラディンでキラポンをまきつつ壁をする。
バラモスは完全に無力化されているようなものだ。
その間に悠々自適にバイシオンをかけた旅芸人は、コンセンサスしたりゴッドジャグリングしたり百花繚乱したりして非常に楽しそうである。
芸人は途中から回復を放棄しだしたのでダブルパラディンによるべホイミでの必死の回復が輝いた。

ちなみに彼女は戦闘の3分の2の時間、床を舐めていた。
約9分に渡る芸人オナ○ー劇が繰り広げられた結果、バラモスは朽ち果てた。
彼女「ずっと死んでてすみません」
僕「がんばれ」

 

 

VSグラコス

グラコスはダブルパラディンといえど、タコ地獄の際には全滅リスクも伴うであろう。
このpt構成の場合、タコを一気に殲滅するのが難しい。
しかしダブルパラディンはここで思いつく。
キュララナよろしくタコ狼牙で一層してしまえばいいのだ。

そんなわけでダブルパラディンは槍を持つ。
が、パラディン2人が槍を持った事によってグラコスの仲間呼びを全てスルーしてしまい、仲間呼ばれ放題という大惨事を招いた。

タコ狼牙を魔法の迷宮でやるのは予想外にめちゃくちゃ楽しいため、2人ともハンマーを持つ事はなく、どれだけ仲間を呼ばれようが槍を持ち続けた。
ここでケツを拭くのは旅芸人であり、彼の回復能力は旅芸人のそれの中では天下一品だった。
さすが古代王族セット。べホイミもハッスルも僧侶に遜色がないぐらいの回復量を誇っている。

・・・僧侶に遜色がないというのはいいすぎた。
僧侶の3分の1ぐらいの回復量を誇っている。
我々パラディンにとってはその程度の回復量さえあれば十分対応ができる。
パラディンは非常に堅いのである！

そんなわけでまもの使いの彼女は今回は旅芸人がザオラルを何度かしていたので聖水係として役立っていた。
最終的にグラコスはフレ2のジゴスパークによって倒され、おいしいところを持っていかれた感じだった。

討伐タイムは約20分。
まじで疲れた。
僕「みんなありがとう、解散します」

迷宮から出て、お礼を言い、解散をする。
いつもの流れだ。
その直後、彼女からフレンドチャットが飛んでくる。

 

 

彼女のフレンドチャットは非常に長かったので要約すると
・凄く楽しかった
・○○（僕）さん物凄く強い、かっこいい
・グラコスはパラディン2人だと楽ですね
・また遊んでほしい
・正月は実家に帰るのがめんどうで帰っていない
・お雑煮を作ったらおいしくできた
・セールに行きたいけどドラクエしてたいしどうしよう
・○○（僕）さんはどこ住んでるの？
・○○（僕）さんは何歳？

といった内容だった。
パラディン2人だと楽とか、こいつ何を言っているんや・・・。
いったい今までどんな感じでグラコスを倒していたのかが気になるわ・・・。
ていうか、こいつグイグイきやがるな・・・と思いつつも会話を進めていった。

 

 

そしたら更なる自分語りが始まり、
・最近アストルティアの相方と別れた
・何をするにも相方といっしょだった
・だから一人でつまらない
・相方はアストルティアで浮気をしていた
・どっちを取るのかと言う話になって浮気相手を取った
・相方最悪
・一人でつまらないから皆に年賀状を出してみた
・そしたら○○（僕）さんが声をかけてくれた
・嬉しい
・また遊んでほしい
・ていうかかっこいい

更にグイグイきたー！
ていうか相方ってお前何言ってんの気持ちわりーなコラ！と思ったけど、アストルティアでの僕は温厚なのでもちろんそんな事は言わずに「相方さんひどいねー」とか当たり障りの無い事を言っておいた。
このままこいつとチャットしているとスポイルされてしまいそうだ。
そこで僕は決死の覚悟で一つの質問をした。

 

僕「彼女さんって何歳なの？」
彼女「36歳だよー」

 

 

・・・僕は急ぎの用事を思い出したため、それを彼女に告げ、アストルティアからログアウトをした。
僕のストライクゾーンは20歳～25歳と非常に狭い。
JDか社会人1年目～4年目の女性しか相手にできないという特異体質の持ち主なのである。

 
※本記事は全てフィクションであり、全て真っ赤な嘘であり、そもそも僕に年賀状など1枚もきていないのである

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